凹み

私はミシンで縫製が好きなので…
レオタードや衣装を作ることを生業にしたいと思いショップをしておりますが…
時々事務的な事とか、ご依頼主様とのやりとりで
凹む事があります。

言葉が多すぎるのか少なすぎるのか
意思が伝わらない時は、やるせなく思うのですが、
心の中は良いものを作りたいといつも思っています。

その為には時間もかけるし、程よいところで中止することもあります。
中途半端もやりすぎも、失敗することがあるからです。

オーダーって難しい…
その子に合うものを作って差し上げたいと思いますが
近くに居る方たちではないので、直接見て手直しできない。

また、今より少し大きめ…を希望されると、正直、どこまで大きくしてよいか分からない。
基本的に今ジャスト！を作りたいのと
体のラインぴたりでシワを作りたくないという気持ちがあるので
大きめは混乱します。

子供の成長は早いから、せっかく手入れしたものは長く着たい気持ちも分かるのですが
本番にはジャストの衣装をまとって欲しい…

オーダーって難しいなぁ。

ご依頼主様の意思に沿うのが当然なのだけど…
時々、凹みます。

ダンスの衣装をしようか迷っていて…
やはり、既製品のみ（いつか）作ってみようかと思います。

ダンスは自由な分、苦しい～～
ご依頼主様の意思が私に入ってこない時があるので
食い違いがあったり、希望が違ったりでとても苦しい…。

確実に作っていたつもりが、必要なところを切ってしまったりとか
ためらって縫ったところがやはり曖昧だったとか…

これを乗り越えてこそ、本当の仕立て屋になれるのかもしれませんが
中々越えられない壁となっています。

もっと勉強しないと…と思います。

そんな迷いの中でも
「ぴったりでした！！」とか「着やすいと言っています！！」
「またお願いします！！」
の声を頂くと、勇気が出てきます。

非常に人とのコミュニケーションが下手な私ですが
作ることが好きなので、そんなお客様の声が聞こえたなら
それに答えられるよう精進したいと思うこの頃です。